2006年02月15日

2. わがまま型(3)

一番良いのは本人が生き方を改めること

一番良いのは、本人が「自分はわがままに生きている」ということを自覚し、それまでの生き方を改めようとすることです。

しかしこれはなかなか難しいことです。

一般的に人間は他人のあら探しは得意ですが、自分のあら探しはなかなかできません。
一般的にと書きましたが、この法則?には自然科学で証明されたような根拠はありません。私の50余年の人生の(苦い)反省から言っていることです。きわめて個人的な考えですが、一般的にと言ってもいいのではないかと思います。

特に若いうちは、自分のことは実像以上に大きく見えるか、必要以上に矮小化して見る傾向があり、等身大の自分を見ることは至難のわざと言えます。

利他の精神

わがまま型から抜け出す道でも述べましたが、自分の生き方の偏りを若いうちに自覚するにも、読書の習慣は有用だと思います
博く学び、深く考えることは自分を知る上でとても大切なことです。

「利他の精神」という言葉がありますが、本当の生き方は、人を利用することではなく、いかに人を生かすか、人に役立つかという生き方をめざすことです。
その場合どうすればよいかは、このシリーズの後半で書こうと思っていますが、真の自主学習を実行すればよいのです。

そしてさらに、人だけでなく、身近な動植物をはじめとする自然や、皆さんが日々接しているパソコンや家電製品などの人工物まで含めて「万物を生かす」生き方が結局自分を生かすことにつながるということが理解できると幸せです。
ところであなたは、今立ち上げているそのパソコンの機能、何%ぐらい生かして使っていますか?
余談ですが、モニターの正面にいるあなたの首の上に載っているそのCPU(大脳)の機能は何%ぐらい使っているでしょう?新品同様ということはありませんよね?
失礼しました。

本人が直そうとしないとき

本人が自分のわがままに気がつかない、気がついても本人がそれを直そうとしないときはどうでしょう。
例に挙げたB君のわがままは、どんな環境で生まれ強化されていったでしょう。

お手伝いさん=B君を泣かせるようなことがあると立場上まずい(と思っていた)ので、はれ物を触るように接した。
母親=仕事で忙しく一緒に遊んでやる時間が少ないことをすまなく思っており、その分B君が欲しいという言うものは何でも買い与えた。

このように、B君のわがままは、B君の成育時の人間関係(周りの人の誤った対応)の中で生まれ強化されていきました。
すなわち生育時の人間関係が第一のポイントです。多くの場合、それは母親を中心とする家族関係の在り方が大きな影響を与えます。

本人がわがままな主張を押し通そうとした時、その主張が受け入れられないわけをきちんと伝えます。それでも本人が自分の主張を押し通そうとして、泣いたりわめいたりしたときは、それを無視することです。静かに立ち去るか、必要によっては本人をその場から遠ざけます。

お母さんはうれしい

大事なことは、親がそのことに感情的に対処しないことです。幼い子のわがままは自己の成長の証ですから。
そして、普段は普通に接することです。がまんができた時、頑張った時、正しいことをした時はほめてあげましょう。

「あなたがそういうことができて、お母さんはうれしい」ということをスキンシップを通じて分かるように、何度も伝えましょう。

こうすれば、わがままを押し通そうとしてもムダなこと、ちゃんとしたことをすればきちんと評価してもらえること、自分の正しい行動でお母さんが喜んでくれること、お母さんがうれしいと自分もうれしいこと、これらを本人は学習し、性格が矯正されていくでしょう。

前回も述べたように、人間は他の動物と違い、赤ん坊という無力な存在として生まれるため、周囲が対処を誤ると、依存から抜け出せなくなります。
自分のわがままから周囲を振りまわす人も、「甘やかされ型」と同じで、依存心から抜け出せないでいるのです。ただ、依存のし方が表面上違うだけです。

「甘やかされ型」が人に頼りきりなのに対し、「わがまま型」は人を自分のわがままに従わせるということで、結局人に依存しているという点では同じなのです。

学習の場でも、どうやって依存を切って自立していくかということが重要なことですが、世の多くの学習塾の指導現場では、ともすれば子どもたちに迎合し、甘えを助長したり、わがままを強化するような指導が行われていると聞きます。残念なことです。

次回は、最近増えている「無気力型」について考えます。
posted by 日々 学 at 15:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Good Job!
Posted by 英会話教材 at 2006年11月13日 21:41
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